自分でできる雨漏り応急措置|突然の発生にも焦らない

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自分でできる雨漏り応急措置|突然の発生にも焦らない

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2023/08/25 自分でできる雨漏り応急措置|突然の発生にも焦らない

自分でできる雨漏り応急措置|突然の発生にも焦らない

突然の自宅の雨漏り。どう対処したら良いかわからない方が多いかと思います。雨漏りの対処法、自分で行う際の注意点、屋根の種類別に修理方法を紹介します。

 

突然の雨漏りに不安になることは多いでしょう。雨漏りの対処には、家にある身近なものやホームセンターやスーパーマーケットで手に入るものを利用して、応急処置が可能です。迅速に行動すれば、雨漏りからの二次被害を未然に防ぐことができ、修理までの間に雨の影響を軽減することができます。

 

この記事を読んで雨漏りの二次被害を防止しましょう。

 

  • この記事は5分で読めます
  • 工務店で住宅設計と積算を経験した住宅ライターが執筆しています。

 

屋内の応急措置

雨漏りが起きたら、二次的な被害を防ぐために早めに応急処置を行いましょう。

 

雨漏りの被害が進行すると、修理の範囲が広がって費用がかさんだり、カビが発生して健康に悪影響を及ぼすことがあります。これらを予防するためにも、迅速な応急処置が大切です。早めの行動が後々の被害を防ぐ一番の方法です。

 

  1. 1,狭い範囲の雨漏りはバケツと布で対応
  2. 2,広い範囲の雨漏りは「ろうと」
  3. 3,壁や窓枠から染み出すような雨漏りには吸水シートや紙おむつ
  4. 4,家電・家具への対応・漏電対策

 

1.狭い範囲の雨漏りはバケツと布で対応

狭い範囲の雨漏りはバケツと布で対応

必要なもの

  • バケツや大きめの洗面器
  • 雑巾や布
  • レジャーシート

やり方

  1. レジャーシートを敷く
  2. 雑巾や布を入れたバケツを水滴の落ちる位置置く

 

天井から雨水が滴る場合、まずは下にバケツや洗面器を置くことで水を受け止めることができます。この方法は雨漏り対策の基本です。ただし、高い場所から直線的に水が落ちると、距離が長いためにバケツの中で水が跳ねることがあります。特に、浅い容器を使う場合、飛び散りが多くなることがあります。

 

そのため、バケツにはタオルや不要な布地、新聞紙などを何枚か入れておくことがオススメ。また、紙おむつも効果的です。これによって周囲への水飛び跳ねを防止できます。さらに、バケツの下にはレジャーシートや大きめのゴミ袋を切り開いたものを敷いておくと、効果的です。

 

2.広い範囲の雨漏りは「ろうと」で対処

広い範囲の雨漏りは「ろうと」で対処

必要なもの

  • バケツ(大きいゴミ箱もOK)
  • 大きいビニール系の袋
  • 養生テープ

やり方

  1. 大きいビニール系の袋の底に穴を開け、筒状にする
  2. 雨漏りしている部分を囲い、養生テープでとめる
  3. 下にバケツを置き、垂れ下がった袋の先を入れる

 

大きなビニールシート(ゴミ袋に穴を開けて作成することも可能です)を使って、雨漏りが発生している部分を受け口として利用します。ビニールシートの上部を養生テープなどで固定し、下部を筒状に形成して出口を狭め、雨水が上から受けて下に流れ、最終的にバケツに集まるようにします。

 

天井や壁に取り付ける際に留意する点として、粘着テープの使用に注意が必要です。粘着テープは後で剥がす際に、壁紙も一緒に剥がれてしまう可能性があるため、避けるようにしましょう。
 

3.壁や窓枠から染み出すような雨漏りには吸水シートや紙おむつ

壁や窓枠から染み出すような雨漏りには吸水シートや紙おむつ

 

バケツで対策できない、壁、窓枠からの雨漏りには、ペット用の吸水シートや紙おむつを使用すると良いです。雑巾のように布地を置くことも対処法としてはもんだいないですが、水気を絞る手間がかかってしまいます。その点においては、吸水シートや紙おむつは取り換えるだけで済むので楽に行えることでしょう。

 

また、カーテンが塗れてしまう場合には、カビなどの原因となるので取り外しましょう。

 

4.家電・家具への対応・漏電対策

家電や貴重な家具の周囲で雨漏りが発生している場合、これらのアイテムを保護するためにレジャーシートや大きなビニール袋などを使ってカバーすることをオススメします。

 

雨漏りが発生した場合、漏電にも留意が必要です。通常、住居内の電気配線は絶縁処理が施されており、水に濡れても電気が通ることがありません。しかし、古い建物では稀に絶縁処理が不十分であったり、被膜が経年劣化していたりすると、漏電の危険性が存在します。雨漏りによって家電やテレビ、コンセントが濡れたまま電気が通ると、火災や感電などの危険性が伴うため、注意が必要です。

 

お住まいの分電盤(電気を各部屋に分岐する装置)にある漏電ブレーカーが落ちている場合、漏電している可能性が高いです。また、異常な「燃えた臭いがする」とか、「雨が降るたびにブレーカーが落ちる」などの兆候も、漏電のリスクが高いことを示すサインです。こうした場合は、電気会社に相談して専門家のアドバイスを受けることが重要です。安全のためにも適切な対処が求められます。

 

屋外の応急措置は危険

屋外の応急措置は危険

 

屋外での雨漏りに対する応急処置は、専門的な知識や技術がないと難しいものです。誤った施工によって雨漏りが悪化したり、作業中に転落して大けがをする危険性があります。

 

室内の天井から雨漏りが発生した際、自分でできる応急処置として、屋根を確認することが考えられるかもしれません。しかし、雨漏りの原因は多岐にわたり、必ずしも屋根に限定されるわけではありません。何よりも、高所での作業に慣れていない人が屋根に上ることは非常に危険です。雨が降っている時はもちろん、雨が止んだ後でも屋根は濡れたままです。

 

応急処置であっても、「ブルーシートを広げる」や「テープでとめる」といった高所での作業は危険です。自身の安全を最優先に考え、できる範囲で屋内で行える応急処置に限定し、屋根の修理作業は専門の業者に依頼することをお勧めします。安全に注意を払いつつ適切な対処を行うことが大切です。

 

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やってはいけない補修方法3選

雨漏り修理の補修方法で行ってはいけない方法を3つ紹介します。

  1. 1,防水剤でDIY
  2. 2,シーリング・防水テープで水をとめる
  3. 3,板を打つ

 

【NG①】コーキング剤でDIY

【NG①】コーキング剤でDIY

 

コーキング剤で雨漏りが発生している部分を補修することは、初心者が行うには難しい事が多いです。間違った方法で補修してしまうことで、修理にさらに費用がかかってしまうことがあります。
 

【NG②】シーリング・防水テープで水をとめる

シーリングや防水テープを厚く貼ることで、一時的に雨漏り箇所からの滴りを食い止めることは可能かもしれません。しかし、このような方法で対処する際には注意が必要です。

 

重要な点は、雨漏りが起こる本来の経路である雨水は、これらの処置によって消えるわけではないということです。逆に、雨水は部屋の内部や壁の内側に流れて他の経路を見つける可能性があります。つまり、テープなどで穴をふさいだことによって、雨水が新たな経路で他の場所に流れることになり、さらなる被害を引き起こす可能性があります。
 

【NG③】板を打つ

室内側から雨漏り箇所に板などを打ち付けるのは避けるべきです。板を打ち付けることで、一時的に雨漏りが解消されたように見えるかもしれませんが、その上に溜まった水分の重さによって板が外れてくる可能性があり、非常に危険です。

 

板が外れれば、水は別の方向へ流れて行く可能性があります。結果的に、新たな雨漏り箇所が生じることにつながる可能性があります。また、板を打ち付ける際には釘やネジを使用することが一般的ですが、これによって余計な穴が増えてしまうため、建物の損傷を拡大させることにもつながります。
 

雨漏り放置の危険性

雨漏りはすぐに対応することが重要となります。放置すればするほど、家が腐ったり、カビが発生したり、さらに費用が発生する可能性が大きくなります。

 

  1. 1,雨染みの発生
  2. 2,家が腐る(金属系はサビ)
  3. 3,シロアリが発生する
  4. 4,カビが発生
  5. 5,漏電による火災の発生

 

雨染みの発生

雨染みの発生

 

雨漏りの影響として、最初に目立つのが内壁に生じるシミです。

 

雨水のシミ(雨シミ)は、掃除してもなかなか取れないため、内装材のクロスや天井材を交換する必要が出てきます。このシミが放置されると、部屋全体の美観を損ねることになります。ただし、雨漏りそのものを修理せずに内装を修復すると、何度もクロスを張り替える必要が出てくるかもしれません。これには費用と手間がかかりますし、長期的な解決にはなりません。雨漏りを徹底的に修理せずに、内装のみを対処することは、結果的に繰り返し修復作業を行うことにつながる可能性があります。

 

家の腐敗&金属のサビ

家の腐敗&金属のサビ

雨漏りによる最も一般的な被害の1つは、家の木材が腐ってしまうことです。

 

雨水はさまざまな場所から建物内に浸透します。特に日光が届かない部分に入り込みやすく、雨水で湿った場所は湿気がこもり、ジメジメとした状態になります。これによって木材の菌が繁殖し、木材の劣化が進行します。

 

また、金属部分も濡れている時間が長ければ長いほど、錆びが進行する傾向があります。

 

さらに、室内への雨漏りがない場合でも、壁や天井の内部で頻繁に雨漏りが起こると、木材や金属の劣化が進んでしまう可能性があります。

 

シロアリが発生する

シロアリが発生する

湿気の多い木材は、シロアリの好物とされています。木材の柱だけでなく、断熱材や電線などもシロアリにかじられることがあります。

 

家の内部で「床が不安定に感じる」や「建て付けが不安定だと感じる」といった症状が現れた場合、シロアリ被害の可能性があるかもしれません。また、「なんだか床がフワフワしている」といった状況も、シロアリの被害の1つです。こういった場合には、家にシロアリ被害が進行している可能性があります。早急に専門家に調査してもらうことをオススメします。

 

雨漏りが発生する家では、木材の腐食と同時にシロアリ被害も進行することがあります。そのため、雨漏りによる被害を放置せず、シロアリの被害も検討することが重要です。
 

カビが発生する

カビが発生する

室内で雨漏りが頻繁に起こるようになると、クロスや木材にカビが発生する可能性が高まります。

 

カビ自体はクロスや木材を直接腐らせることはありませんが、カビが育つ環境は湿度が高く、雨漏りによって発生する湿気が好条件となります。また、カビは、人体に健康被害を引き起こすリスクを持っています。これらの胞子を吸い込むことで、アレルギーや呼吸器系の問題を引き起こす可能性があります。

 

さらに、カビを餌にするダニが増殖し、健康被害を引き起こすリスクも考慮しなければなりません。ダニによるアレルギー症状や皮膚トラブルなどが発生する可能性があります。
 

漏電による火災の発生

雨漏りが起こると、電気の部分が濡れてしまい、電気が漏れてしまうことが心配です。これによって、電気が止まったり、最悪の場合は火災が起きる可能性もあるんです。

 

雨漏りで電気が止まったら、ただブレーカーを戻すだけでなく、雨漏りの原因を早く修理する必要があります。安全を確保するためにも、専門家に相談して適切な処置をとることが大切です。

 

火災保険を使って雨漏り修理

できる限り費用を抑えるために火災保険を使って雨漏り修理をしたい方は多いでしょう。その方はこちらの記事も参考にしてみてください。

 

◇◆千歳瓦店|火災保険で雨漏り修理ができる!注意点と条件を解説◆◇
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