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火災保険で雨漏り修理ができる!注意点と条件を解説
6月・7月は梅雨、8月~9月にはゲリラ豪雨など、雨の機会が増え、雨漏りしてしまう家が多くなっております。
そこで、この記事では自宅の雨漏り修理を安くしたい方や火災保険を使って雨漏り修理をしたい方へ、以下の内容を解説していきますので参考にしてみてください。
工務店で住宅設計と積算を経験した住宅ライターが執筆しています。
火災保険は、その名の通り、住まいが火災の被害に遭った際の損害を補償する保険です。多くの場合、火災に加えて「落雷」「破裂・爆発」による損害も補償されます。
保険の種類によっては、火災の他に風災、雪災、水災、盗難による損害なども補償の対象になります。名前こそ「火災保険」ですが、「住まいの損害に備える保険」という意味合いが強い保険と言えます。
また、近年は家具も補償できる保険タイプも人気のようです。
引用:ソニー損保|火災保険とは?仕組みと特徴
どこの会社で火災保険を契約しても保険金の申請は3年が期限となります。こちらはどこの会社で契約しても同じのため、火災保険を使う場合は注意が必要です。
また、火災保険契約の存在を知らず、火災や台風の被害に遭った後に修理・修繕を済ませてしまった場合でも、期限内であれば損害保険金の請求が可能です。ただし、被害が災害の結果であることを証明する必要があるため、修繕前の被害箇所の写真や罹災証明書、修繕業者からの見積もりなどを保険会社に提出することになります。
火災保険には、主に2つの異なる方式があります。「免責方式」と「フランチャイズ方式」です。どちらの方式が使われているのかは各保険会社へ確認をお願いします。
免責=損害が発生しても保険会社が保険金を支払う責任を負わないこと(自己負担の金額)
免責金額が10万円の場合、保険金を受け取れるのは損害額が10万円を超えた場合となります。
損害額8万円 - 免責金額10万円 = 受取保険金額0円
損害額20万円 - 免責金額10万円 = 受取保険金額10万円
このように損害額が免責(自己負担)金額を下回った場合には、全額自己負担での修繕となります。
損害額10万円以上型の場合、損害額が10万円以上の場合のみ保険料を満額で受け取ることが可能です。
損害額30万円 = 受取保険金額30万円
損害額5万円 = 受取保険金額0円(自己負担)
保険会社によってタイプが異なりますので、注意が必要です。契約書などで確認しましょう。
雨漏り修理では火災保険が適用されない場合が多くあります。その一部をご紹介します。
自然災害とは無関係で、単なる経年劣化による雨漏りの場合、火災保険は適用されません。
屋根は時間の経過と共に必ず劣化するため、すべての劣化による雨漏りを保険で補償することは保険会社にとって負担が大きすぎます。
もし塗装などのメンテナンスを行わず、10年以上放置している場合、劣化による雨漏りと判断される可能性が高くなります。また、屋根が劣化しすぎている場合、災害で屋根が壊れたとしても、原因が劣化であると判断されることも考えられます。火災保険を正しく活用するためには、適切なメンテナンスを定期的に実施することが重要です。これにより、保険の適用範囲を確実にすることができます。
新築時の初期不良による雨漏りの場合、火災保険は適用されません。初期不良は人的ミスに起因するものであり、自然災害とは無関係と判断されます。
ただし、新築から10年以内に雨漏りが発生した場合、建築会社に対して初期不良として雨漏りを無償で直してもらう権利があります。家の売主は、法律で定められている10年間の瑕疵担保責任補償を負うため、責任を持って修理してもらうことが重要です。
たとえ建築会社が倒産していた場合でも、住宅瑕疵担保責任保険を利用することができます。この保険により、建築会社の倒産によっても雨漏りの修理が補償されます。
屋根の塗り替えや増築などのメンテナンスやリフォームを行う際に、屋根材を割ったり、ソーラーパネルの設置による雨漏りなどの問題が発生することがあります。これらは基本的に人災の要因であるため、火災保険の観点から見れば適用の範囲外となります。
また、リフォームによる雨漏りのような不具合が生じた場合は、リフォーム業者に責任を取らせることが可能です。業者がリフォーム保険に加入している場合もありますので、信頼性の高い業者に工事を依頼することが重要です。
火災保険が適用された雨漏りの修理を2件紹介します。
火災保険の台風にかんする事例
愛知県にお住いのF子さん。台風5号の時に、飛来物で屋根の防水に穴が開いてしまいました。穴からは水が漏れ、下の階に被害がでてしまいました。建物の補償として546,318円、臨時費用と残存物の片づけ費用として536,72円で、合計でおよそ59万円の補償を受けることができました。
引用:あなたにぴったりの火災保険が見つかるサイト|「台風で水漏れしてしまいました」
火災保険の雹災にかんする事例
東京都にお住いのK子さん。ある日、珍しく空から大量の(雹)がふってきました。初めは珍しい光景に気持ちが上がっていましたが、激しさは増し、ベランダや車庫が壊れてしまいました。建物の補償として114,928円を受けることができました。
引用:あなたにぴったりの火災保険が見つかるサイト|「雹が降ってきてベランダと車庫が壊れました」
火災保険を使用して雨漏りの修繕・修理をする場合には、流れに沿って申請を行う必要があります。その流れについてご紹介します。
雨漏りの原因となった災害とその被害の状況を確認します。スマートフォン等を使って写真を撮影し、記録しておくことも1つの手段です。
契約中の火災保険会社に被害を報告し、火災保険を使用して修繕したい旨を伝えます。この時、契約書や契約の時の書類等を用意しておくとスムーズに話が進むでしょう。
問い合わせ時に書類準備について告知されます。その書類を業者やご自分で作成します。
この時作成した見積書は、後ほど保険会社の鑑定に使います。
修理会社の見積もりが正しいか、正しく申請が行われているか鑑定士によって確認が入ります。まれに鑑定が行われない場合もあります。保険会社から鑑定人が派遣されるかされないかは場合によって変わるということを覚えておきましょう。
保険会社の調査が終了後、保険金が支払われます。こちらの保険金を使い、雨漏りの修繕・修理を行いましょう。
緊急の場合は一律9,500円でブルーシートを貼ることもできます。
千歳瓦店での雨漏り修理は、自然災害の場合、経年劣化の場合どちらもご対応可能です。各火災保険会社とのやり取りや書類作成など、お任せ下さい。台風、強風・暴風、大雨、雹(ひょう)、大雪などによって起こってしまった雨漏りは千歳瓦店にお問い合わせください。 千歳瓦店の雨漏り診断はこちら
24/04/22
24/04/13
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6月・7月は梅雨、8月~9月にはゲリラ豪雨など、雨の機会が増え、雨漏りしてしまう家が多くなっております。
そこで、この記事では自宅の雨漏り修理を安くしたい方や火災保険を使って雨漏り修理をしたい方へ、以下の内容を解説していきますので参考にしてみてください。
工務店で住宅設計と積算を経験した住宅ライターが執筆しています。
火災保険の適用条件
自然災害による雨漏りの修理は保険適用される
火災保険は、その名の通り、住まいが火災の被害に遭った際の損害を補償する保険です。多くの場合、火災に加えて「落雷」「破裂・爆発」による損害も補償されます。
保険の種類によっては、火災の他に風災、雪災、水災、盗難による損害なども補償の対象になります。名前こそ「火災保険」ですが、「住まいの損害に備える保険」という意味合いが強い保険と言えます。
また、近年は家具も補償できる保険タイプも人気のようです。
引用:ソニー損保|火災保険とは?仕組みと特徴
被害から3年以内に申請
どこの会社で火災保険を契約しても保険金の申請は3年が期限となります。こちらはどこの会社で契約しても同じのため、火災保険を使う場合は注意が必要です。
また、火災保険契約の存在を知らず、火災や台風の被害に遭った後に修理・修繕を済ませてしまった場合でも、期限内であれば損害保険金の請求が可能です。ただし、被害が災害の結果であることを証明する必要があるため、修繕前の被害箇所の写真や罹災証明書、修繕業者からの見積もりなどを保険会社に提出することになります。
【注意】保険の種類で保険金が受け取れない場合も
火災保険には、主に2つの異なる方式があります。「免責方式」と「フランチャイズ方式」です。どちらの方式が使われているのかは各保険会社へ確認をお願いします。
免責方式
免責=損害が発生しても保険会社が保険金を支払う責任を負わないこと(自己負担の金額)
免責金額が10万円の場合、保険金を受け取れるのは損害額が10万円を超えた場合となります。
損害額8万円 - 免責金額10万円 = 受取保険金額0円
損害額20万円 - 免責金額10万円 = 受取保険金額10万円
このように損害額が免責(自己負担)金額を下回った場合には、全額自己負担での修繕となります。
フランチャイズ方式
損害額10万円以上型の場合、損害額が10万円以上の場合のみ保険料を満額で受け取ることが可能です。
損害額30万円 = 受取保険金額30万円
損害額5万円 = 受取保険金額0円(自己負担)
保険会社によってタイプが異なりますので、注意が必要です。契約書などで確認しましょう。
火災保険が適用されない雨漏り修理とは?
雨漏り修理では火災保険が適用されない場合が多くあります。その一部をご紹介します。
経年劣化による雨漏り
自然災害とは無関係で、単なる経年劣化による雨漏りの場合、火災保険は適用されません。
屋根は時間の経過と共に必ず劣化するため、すべての劣化による雨漏りを保険で補償することは保険会社にとって負担が大きすぎます。
もし塗装などのメンテナンスを行わず、10年以上放置している場合、劣化による雨漏りと判断される可能性が高くなります。また、屋根が劣化しすぎている場合、災害で屋根が壊れたとしても、原因が劣化であると判断されることも考えられます。火災保険を正しく活用するためには、適切なメンテナンスを定期的に実施することが重要です。これにより、保険の適用範囲を確実にすることができます。
初期不良による雨漏り
新築時の初期不良による雨漏りの場合、火災保険は適用されません。初期不良は人的ミスに起因するものであり、自然災害とは無関係と判断されます。
ただし、新築から10年以内に雨漏りが発生した場合、建築会社に対して初期不良として雨漏りを無償で直してもらう権利があります。家の売主は、法律で定められている10年間の瑕疵担保責任補償を負うため、責任を持って修理してもらうことが重要です。
たとえ建築会社が倒産していた場合でも、住宅瑕疵担保責任保険を利用することができます。この保険により、建築会社の倒産によっても雨漏りの修理が補償されます。
リフォーム不良による雨漏り
屋根の塗り替えや増築などのメンテナンスやリフォームを行う際に、屋根材を割ったり、ソーラーパネルの設置による雨漏りなどの問題が発生することがあります。これらは基本的に人災の要因であるため、火災保険の観点から見れば適用の範囲外となります。
また、リフォームによる雨漏りのような不具合が生じた場合は、リフォーム業者に責任を取らせることが可能です。業者がリフォーム保険に加入している場合もありますので、信頼性の高い業者に工事を依頼することが重要です。
火災保険が適用された事例を紹介
火災保険が適用された雨漏りの修理を2件紹介します。
「台風で水漏れしてしまいました」
火災保険の台風にかんする事例
愛知県にお住いのF子さん。台風5号の時に、飛来物で屋根の防水に穴が開いてしまいました。穴からは水が漏れ、下の階に被害がでてしまいました。建物の補償として546,318円、臨時費用と残存物の片づけ費用として536,72円で、合計でおよそ59万円の補償を受けることができました。
引用:あなたにぴったりの火災保険が見つかるサイト|「台風で水漏れしてしまいました」
「雹(ひょう)が降ってきてベランダと車庫が壊れました」
火災保険の雹災にかんする事例
東京都にお住いのK子さん。ある日、珍しく空から大量の(雹)がふってきました。初めは珍しい光景に気持ちが上がっていましたが、激しさは増し、ベランダや車庫が壊れてしまいました。建物の補償として114,928円を受けることができました。
引用:あなたにぴったりの火災保険が見つかるサイト|「雹が降ってきてベランダと車庫が壊れました」
火災保険適用の雨漏り修理の流れ
火災保険を使用して雨漏りの修繕・修理をする場合には、流れに沿って申請を行う必要があります。その流れについてご紹介します。
1,雨漏り被害状況を確認・火災保険会社へ問い合わせる
雨漏りの原因となった災害とその被害の状況を確認します。スマートフォン等を使って写真を撮影し、記録しておくことも1つの手段です。
契約中の火災保険会社に被害を報告し、火災保険を使用して修繕したい旨を伝えます。この時、契約書や契約の時の書類等を用意しておくとスムーズに話が進むでしょう。
2,修理会社へ問い合わせる
問い合わせ時に書類準備について告知されます。その書類を業者やご自分で作成します。
この時作成した見積書は、後ほど保険会社の鑑定に使います。
3,保険会社による現地調査
修理会社の見積もりが正しいか、正しく申請が行われているか鑑定士によって確認が入ります。まれに鑑定が行われない場合もあります。保険会社から鑑定人が派遣されるかされないかは場合によって変わるということを覚えておきましょう。
4,修理を依頼する
保険会社の調査が終了後、保険金が支払われます。こちらの保険金を使い、雨漏りの修繕・修理を行いましょう。
【千歳瓦店】の雨漏り修理
緊急の場合は一律9,500円でブルーシートを貼ることもできます。
千歳瓦店での雨漏り修理は、自然災害の場合、経年劣化の場合どちらもご対応可能です。各火災保険会社とのやり取りや書類作成など、お任せ下さい。台風、強風・暴風、大雨、雹(ひょう)、大雪などによって起こってしまった雨漏りは千歳瓦店にお問い合わせください。
千歳瓦店の雨漏り診断はこちら