雨もり110番 雨漏り事例集

千歳瓦店

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雨もり110番 雨漏り事例集

スタッフブログ

2017/10/23 雨もり110番 雨漏り事例集

「雨漏り」多くの人が「屋根」を意識するのはこの時です。

 

ここでは屋根工事店が経験した「雨漏り」にまつわるおもな事例を紹介します。

 

雨漏り事例① 屋根裏の配線を伝って

 

台風のあと、2階の勉強部屋の天井にシミが出たということで、A邸を調査しました。勉強部屋以外には異常が見られません。

Aさんは勉強部屋の上のスレート屋根に問題があると主張します。

しかし屋根を調べてみますと、勉強部屋とは対角線上に位置する洗面所部分屋根に問題があったのです。

そこのスレート屋根と下葺き材が破損していました。

雨水がそこから漏れ、屋根裏のアンテナ引き込み線を伝い、勉強部屋の天井裏に水滴を垂らしていたのです。

 

雨漏り事例② ベランダの排水溝が原因

 

2階建ての化粧スレート屋根の住宅に住んでいるBさん。「1階廊下の屋根から雨漏りしている」最近、屋根のある1階廊下の天井部と、その天井に面した壁に雨水のシミが発生したと言います。

早速調べてみると、1階廊下部の屋根上にはベランダがあり、この構造に欠陥がありました。

ベランダへ降った雨水や洗濯物から出た水が、屋根側とは逆にある排水溝へ流れず、排水溝のない部屋側にたまり、その水が老朽化したモルタル壁にしみ込んでいたのです。

 

雨漏り事例③ 強風時の飛散物

 

築半年という新しい住宅にもかかわらず、猛烈な台風の後、天井と壁にシミが発生したとの連絡で調査しました。

屋根材は金属製で施工はしっかりしたものです。

しかい強風による飛散物が2階のモルタル壁にぶつかってひびが入り、そこに風と共に雨が吹き込んで、1階の壁、天井へと雨水がしみ込んでいったことが分かりました。

このほかにも強風による飛散物が屋根材を割り、同様に雨漏りを引き起こした例もあります。

 

雨漏り事例④ 下葺き材の老朽化でも

 

築30年の木造平屋建てに住むCさんから、屋根に外見上は異常が見られないのに、雨の後にシミが発生するとの相談。

屋根は粘土瓦葺きです。

瓦は瓦桟木に固定されていましたが、その桟木が長い年月の間に腐っていました。

また桟木を留めつけている釘も赤く錆びています。

さらに下葺材も老朽化し、避けて屋根の野地板が露出していました。

瓦の上へ回った雨水が、下地から天井裏へ入ったことが雨漏りの原因でした。

 

雨漏り事例⑤ 瓦固定用の土がボロボロ

 

木造で築40年の住宅の天井にシミが発生しました。

下葺き材は昔の杉皮で、粘土瓦も土に固定する土葺き工法が用いられていました。

D邸からの電話で調べましたら、まず杉皮が腐っていることに気付きました。

瓦を固定する土が長い年月の間に乾燥してボロボロに崩れ、それにより瓦もズレて雨水を侵入させてしまったのです。

雨水は土を濡らし、徐々に杉皮を腐らせ、下地まで痛めてしまったのです。

 

雨漏り事例⑥ 屋根に生える草花も禁物

 

Eさんが「自宅の瓦屋根から草花が生えてるけど、風情があって気に入ってるんだ」と話してくれました。

確かに鬼瓦のつけ根からきれいな草花が生えています。築10年で雨漏りはしていません。

しかし屋根に草が生えることは雨漏りにつながる可能性があります。

屋根に使われている土に、風で飛んできた種子が付着し芽を出し、根づくことがあるのです。

問題なのは雨水がその草を通じて屋根瓦の裏側に入り込んでしまう危険があることです。

 

雨漏り事例⑦ 屋根のほこりが泥となり

 

雨漏りの原因を確かめようと、Fさんが自宅の屋根のセメント瓦を1枚はがして、屋根の状況を確認したそうです。

見ると屋根の下地に張られている杉皮の下葺き材が腐っていたと言います。

はがしたセメント瓦を見たら、長年のほこりがセメント瓦の溝を埋めて、そこに雨がき込んだために泥のようになっていました。その泥が杉皮を痛めてしまってのです。

 

雨漏り事例⑧ アンテナ工事が屋根壊す

 

テレビのアンテナを専門業者に取り付けてもらったら、瓦を割られ、ほかにも瓦をズラされたそうです。

その業者は「この程度なら問題ないですよ」とGさんに語ったと言います。

しかし数日後の雨の日、天井にシミが出てきたのです。調べましたら、破損した瓦が下葺き材を傷つけていました。

瓦の破損やズレは、雨漏りはもとより、強風時の飛散にもつながるものです。

アンテナや太陽熱温水器の取り付け業者のほとんどは屋根の専門家ではありません。

屋根の上では屋根材を痛めつけない歩き方があるのです。

 

雨漏り事例⑨ 結露は「雨漏り」ではない

 

夏の冷房や冬の暖房で室内と外部に温度差が生じる場合、窓ガラスや壁などに水滴がつくことがあります。

これを「結露」と言いますが、この結露減少が雨漏りと勘違いされるケースは少なくありません。

H邸から「天井にシミがあるから調べてもらいたい」との電話で、天井裏をのぞき、懐中電灯で照らしました。

すると下地の野地板を貫通した釘の先が水滴で光っていました。

天井裏に空気孔がないため、中の湿気が外との温度差で水滴となり、釘に付着して天井に落ちたのです。

これは結露であって、雨漏りではありません。

住宅の高気密高断熱化に伴って断湿、断熱、放湿対策が重要になっています。

断湿材、断熱材の施工、換気システムの採用もポイントです。

 

雨漏り事例⑩ 見たところではわからない雨漏り

 

見えないところに多くの雨漏りの原因があります。Iさんのケースもそうでした。

瓦屋根にズレや破損もありません。原因は屋根頂上部の棟からの雨漏りだったのです。

一般的に屋根の下地は大工さんが作ります。棟は耐水合板などですき間なく張り合わされねばなりません。

残念ながらI邸の場合はそこにすき間がありました。

長い年月のうちに乾燥した棟の土や、しっくいが棟のすき間に落ちてきて、下葺き材がたるみ、

その重なり目から雨水が侵入したのです。

 

雨漏り事例⑪ 実はネズミのオシッコだった

 

天井にシミを発見すると、一般の人はすぐに「あっ、雨漏りだ」と思うようです。

でも天井のシミもさまざまな原因によって発生します。

ユニークなケースでは屋根裏にあったハチの巣から流れ出した蜜が原因だったこともありました。

さらに汚い話ですが、ネズミのオシッコやネズミの死骸から出る体液などが天井にシミを作っていた、

なんていうことも実際に経験しています。

 

雨漏り事例⑫ 下地の状態にも要注意

 

葺き替え工事を別の屋根工事店にやってもらったJさん。

雨漏りが止まらない、と相談に来ました。

このようなケースは実際にあることですが、原因は様々です。

J邸の場合は前に下葺き材を留めていた金属製のタッカー針を抜かずに新しい下葺き材を施工したため

、新たに張り替えた下葺き材を傷つけ、雨漏りを起こさせてしまったケースです。

業者の不注意としか言いようがありませんが、丁寧な仕事をする屋根工事店では、見逃しようがないことです。

 

雨漏り事例⑬ 屋根に堤防はいりません

 

粘土瓦の屋根には瓦同士の微妙なすき間があります。すき間があまり小さいと毛細管現象で水を引き込む危険がありますし、逆に大きいと隙間からの風の吹き込みで雨水が吹き込むおそれがあります。

粘土かわらの隙間をコーキングなどでいたずらにふさいで堤防を作ってしまっては、かえって危険です。

瓦のすき間を漆喰や接着剤などでふさぐ工事には注意が必要でしょう。

 

雨漏り事例⑭ 毛細管現象を知ろう

 

屋根には軒先の樋のほかにも、雨を屋根から流す役目を担う箇所があります。谷になっているところや、外壁と屋根の接合部などです。

たいていは金属製のもので板金工事が行われています。

そこに土埃や枯れ葉などがたまると、それらが毛細管現象で雨水を引き込んだり、事例⑬でふれた堤防になってしまい、本来の排水機能が果たせなくなります。

せきとめられた雨水は屋根材の裏に回り、さらに下葺き材の重ね目から侵入します。

なお毛細管現象による雨漏りは、屋根の平部でも起こります。

瓦についたコケや枯れ葉、土埃、雀の運んできたワラ一本でも雨漏りの危険性はあるので

す。

 

雨漏り事例⑮ トタン屋根のサビに注意

 

いわゆるトタン屋根から雨漏りするとの事で、Kさんの自宅の屋根を調査しました。

築30年ほどの家で、トタン屋根の表面はところどころ錆びており、中には手でふれるとボロッと穴があいてしまう箇所もありました。

トタンは亜鉛メッキされた鋼板です。メッキ層が経年劣化で剥がれしまえば、基材は鉄ですので錆びやすくなってしまいます。

錆びは雨漏りに直結する注意信号です。

 

雨漏り事例⑯ 怖い、素人の屋根塗装

 

セメント瓦の屋根が色あせしたので、Lさんは自分でペンキを塗ったそうです。

そうしたらこれまで漏らなかった雨が漏り始めたと言います。

見に行きましたら、素人仕事だけにあちこちにペンキの塗りムラがありました。雨漏り箇所と見当をつけたところではペンキが固まり、瓦と瓦の重ね目に小さな堤防を作っていました。

このペンキの堤防が原因だったのです。

 

雨漏り事例⑰ 「安かろう、悪かろう」ダメ

 

「屋根の修理、見本工事でやるから安くしとくよ」とM邸へ自称、瓦工事業者。ちょうど雨漏りしていたので屋根の修理を頼んだそうです。

その工事業者はすき間に接着剤を詰めるだけの工事をしました。

しばらくして太陽熱温水器を取り付けたMさん、「また雨漏りする」との電話。

屋根に上がった電気屋さんのせいで。瓦のすき間の接着剤がボロボロに欠けており、また瓦にくっついていた接着剤が雨水を引き込む働きをしてしまったのです。

接着剤は固まると欠けやすくなる場合ががあるので、不用心に屋根へ上がると大変です。

また安易な接着剤工事は大変危険です。

 

雨漏り事例⑱ 雪固まって雨漏らす

 

久しぶりに大雪が降った雪の事です。雪が止んでしばらくして、施主のNさんが軒先から雨漏りすると訴えてきました。

外は快晴なのになぜかと聞いてきます。

屋根に雪が積もると、昼間一部が解けて軒先にたまります。

この軒先の水分が凍ると氷の堤防ができます。

これが繰り返されると、軒先から内壁などへ溜水がしみ込んでくる場合があります。

これを寒冷地では「すがもれ」とか、「すがもり」と呼びます。

 

雨漏り事例⑲ 外壁の継ぎ目から雨が侵入

 

台風の後、壁にシミが出来たとの事でOさん宅へ行きました。聞くと外壁材を最近、窯業系サイディングに張り替えたそうです。

現場で外壁を見ましたが、外壁材の継ぎ目がしっかりと工事されていません。そこから雨が侵入していたことが分かりました。

 

雨漏り事例⑳ 雨漏りではない、樋のつまり

 

壁にシミがあるとのこと。屋根に上がってみると雨樋の中に漆喰がたまっています。P邸では以前、店の名前も住所・電話もいい加減な業者にずいぶん高い料金を払って屋根修理をさせたことがありました。

そのときのいい加減な工事でしっくいがあちこちに散らばっていました。

樋からあふれた雨水が壁に伝わり、雨漏りと間違われたのです。

 

 

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